Archives: リスクの分析と評価

心証形成と知的好奇心

2012年5月27日 | By 縄田 直治 | 2 Comments | Filed in: リスクの分析と評価, 監査と監査人, 監査手続.

ここに来るのは久し振りである。もともと自分の頭を整理したり考えていることをそのまま書いて頭の混沌状態を解放することが目的で始めたところなので、日頃考えていることが少なくなったのだろうか。いや、あまりに雑事に追われじっくり • Read More »

固有のリスクと統制リスク

2008年9月13日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスクの分析と評価.

リスク指向監査を勉強していて最初に理解に躓くだろうと思われるのが、リスクの分類概念だ。 リスクとは虚偽表示をもたらす可能性を言うのであるが、人が処理を誤るとか、システムが誤作動するとか、いろいろな「原因」が出されることが • Read More »

虚偽表示リスク

2008年2月3日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスクの分析と評価.

次の文章を読んで問いに答えなさい。 連日の残業(過剰労働)で疲れているAさんは、今朝、家を出る時の些細な夫婦喧嘩が頭に残り、集中力を欠いていた。不覚にも本日の伝票処理のときに、本来ならば10万円という売上金額を画面に入れるべきところ、100万円と入れてしまった。 (問題)上記における財務報告の虚偽記…

アサーションの決定にあたって

2008年1月22日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスクの分析と評価.

財務報告が適切に行われているといえるためには、勘定科目や注記項目などの情報が企業の取引実態に応じて表現されている必要がある。この「取引実態に応じて」というところを要素分解したものが、統制要点とかアサーションと呼ばれるもので、 取引が事実に基づいて漏れなく記録され 適切に区分されて正確に集計され 残高…

アサーションは単独で成立するか

2007年12月30日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスクの分析と評価.

現金売上の商売(例えば、コンビニなど)では、財務報告における経営者のアサーションとしては、「全ての売上がレジで正確に記録され現金が保全される」ことにある。このアサーションを統制の有効性によって確保するに当たり、どのように統制をテストすればよいだろうか。 例えば、現金実査をすると、現金がいくらあるか明…

財務報告に係るリスク

2007年10月27日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスクの分析と評価.

実務でリスクコントロールマトリクスを拝見すると、表題の定義に迷っている会社が依然として多いように感ずる。ものの本を読んでも、著者自身に迷いがあるなと感じる記載や、共著になっている場合には、全体の整合がとれていないものもあ • Read More »