統計は30代で

2016年11月5日 | By 縄田 直治 | Filed in: 統計.

若い時分にもっと勉強しておけばよかったと思うことはたくさんある中で、統計は30代の頃に身に着けるべきだと考えています。
いわゆる確率とか正規分布などは高校生の教科書に出てきますが、あくまでも机上での計算であって、実際のデータを使って分析したり推論したりするわけではありません。
30代の頃は、知力体力ともに最高であり、実務に最も近く深く入り込んでいるときなので、分析自体の面白さがよくわかるので、勉強が苦痛にならないでしょう。必要に迫られてしまうというのも動機付けにはなりますね。

かつては統計関係のツールは高くて手が出なかったのですが、最近は、Rという高機能かつ無償でダウンロードできて参考文献も多いツールがあり、こういうツールを使いながら実際のデータ分析をやってみると、かなり面白いのではないでしょうか。

実は、統計に限らず監査のデータ分析も同様なのですが、学習や研修にあたって最も苦慮するのがデータの用意なのです。まさか、ホンモノのデータを使うわけにはいかないし、かといってダミーで作ったデータではリアリティがなく実践的ではありません。つまり、ツールの使い方をざらっと学んだら、あとは実際のデータを使って実践的に学んでいくのが統計なのです。

我々は業務の一環としてリアリティどころかリアルなデータを手元に持っており、実践的学習のためには世間からは垂涎の的になるような環境に置かれていることを活かしているでしょうか。

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