bitCoinと株式

2015年12月6日 | By 縄田 直治 | Filed in: 未分類.

ここしばらくビットコインのことは忘れていたが、先日、ブルーバックスを読んだことで少しばかり新しい知識も仕入れたことで、いつものように「妄想」が広がってきた。

一つは、ビットコインを「貨幣」と考えずに株式を流通させる仕組みとして捉えた場合どうなるか。

勿論、株式売買の既存の仕組みに対して資金をビットコインで決済するという半端な話ではない。
ビットコインの単位であるBTCを会社名に置き換えて、例えば、1SONYという単位を作ったらどうなるかということだ。取引所で使われるティッカーでもよい。

かつて株式とは企業による貨幣発行と同じ仕組みだという話を聞いたことがあるが、通貨の信用も結局は国家の信用力を背景にして流通しているだけなので、言いえて妙である。

株式売買は「株数」をベースに取引されるので1単位の価値は同じだから、ビットコインの仕組みに馴染むだろう。
流通コスト負担の仕組み(いわゆるマイニングへの報酬)が、ビットコインではビットコインそれ自体が報酬として与えられるのだが、株式の場合は株式で与えられるようになるのだろうか。

取引所は株式交換所となるので、ビットコインの仕組み同士で交換が発生した場合、株式の交換が発生するか、株式と貨幣との交換が発生することになろう。

二つ目は、株式と貨幣との交換がビットコインの仕組みの上で可能ということであれば、ビットコインによる資金調達を会社が行ったらどうなるのだろうかということだ。ビットコインが貨幣として流通しているという前提があれば、当然に資金調達を媒介する通貨としても機能するはずである。

三つ目は、ビットコインの仕組みを使った株式をビットコインによる資金調達で発行した場合は、どうなるのか

公立の証券取引所は不要になるだろう。株式の集団としての会社の概念が変わるので、これを取り巻く証券取引所の仕組みや金融商品取引法などは、全く違う制度設計が必要となろう。いや、国家による制度設計ではないネットの求める自由な世界を目指して動いているのかもしれない。

などの妄想である。

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