内部統制の運用の例外に対して、ダブルチェック、トリプルチェックとか、体制の充実とかを述べる監査人が時折いるが、運用の例外はあくまでも例外であってそれが想定されている範囲ならことさら問題にすることはない。もともと内部統制に • Read More »
Archives: リスク対応と統制手続
「統制が機能しない可能性」は統制リスクなのか
2014年3月12日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスク対応と統制手続.内部統制の評価業務をしていると、色々なリスクの表現に出くわすことがある。 ひと頃よく見られたのが、 上席者が適切に承認しないリスク というものだ。 ITでも同じように(表現のしかたはいろいろだが)、 プログラムが適切に動 • Read More »
統制手続のルール化
2008年3月23日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスク対応と統制手続.統制手続をルールにする場合には、通常は「こういうことが起こったら」「こういうことを行う場合には」という形でルール化されることが多い。これを、「イベントドリブン型」の統制手続きと仮称しよう。 さて、イベントドリブンで統制手 • Read More »
発見的統制と予防的統制
2008年2月2日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスク対応と統制手続, 監査会計用語.キーコントロールを識別するに当たっての一つの観点として、発見的統制と、予防的統制という考え方がある。 発見的統制とは、財務報告に重大な虚偽表示をもたらす不正や誤謬を文字通り出口までの過程の要所要所で発見して対処是正することを意図した統制手続のことである。 一方、予防的統制とは財務報告に重大な虚偽表示…
Key Controls(4)キーコンロールの掘り起こし
2008年1月18日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスク対応と統制手続.あらゆる内部統制の根本目的は、その目的を達成するところにある。キーコントロールプロセスは、その内部統制プロセスの一つである。以下にキーコントロール掘り起こしの手順を記す。 キーコントロール掘り起こしの手順 固有のプロセスの活動や、財務サイクル、 勘定残高のための業務目的が実現されることが確保されるべ…
Key Controls(3)統制目的
2008年1月17日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスク対応と統制手続.統制目的については各章に何度も出てくるが、順序にも意義がありそうである。 但し、財務報告統制を意図しているにもかかわらず、財務報告統制から見た場合の統制手段が統制目的として整理されているところは注意すべき。すなわち、承認、責任分掌、資産の保全は、適正な財務報告という統制目的からすれば、手段として位置…
Key Controls(2)メリット
2008年1月16日 | By 縄田 直治 | No Comments | Filed in: リスク対応と統制手続.Key Control ProcessがSelf Assessment Process(自己評価)と比べてよい10の理由:(カウントダウン式)※主として第二章の記載