会計データ分析講座

2022年5月26日 | By 縄田 直治 | Filed in: データの利活用.

海外の大学ではmoocと呼ばれるオンライン講座が盛んになっています。日本にもドコモが提供しているgaccoや東京大学などがOCWを提供していますが、EdXやcourseraの比ではありません。

この度、courseraで面白そうな講座を見つけたので受講してみました。

受講したのはこちら

Accounting Data Analytics Specialization

Develop Data Analytics Skills for Accountants. This specialization develops students’ skills of data preparation, data visualization, data analysis, data interpretation, and machine learning algorithms and their applications to real-world problems.

https://www.coursera.org/specializations/accounting-data-analytics

Illinois大学GIESスクールが提供しているコースです。興味を持ったのは、Part of the Master of Science in Accountancy (iMSA) degreeというキャプションでした。Accountingは大抵のビジネススクールで教えていますので、MBAの定番コースですが、MSAのコースの中でデータ分析を通じてAccountingに触れさせているというところです。

コースはSpecialization(特別講義)と銘打っていますが、4つの講座で構成されています。

私が受講したのは始めの2つです。1つ目は、Excelを使ったデータ分析の方法を入門として教わります。統計的な内容はとても簡単ですが、ExcelのPivotやSolverを使った解析を学びます。私はExcelを使わないのでかえって新鮮でした。

2つ目は、Python入門とでも言うべきでしょうか。Pythonを使ったデータの読み込み、基本統計量の算出、グラフの描画などを学びます。

両方共に株価のデータを使っているので、まあ会計と関係ないとは言えませんが、コースのタイトルにあるAccountingからイメージするようなデータは使われていません。ただしコース1の冒頭の総論の部分では、Accounting部門は、開示、管理、税務、システム、監査に関する業務を取り扱うのでデータを扱うのは当然視されているような説明がなされていました。こういう考えのもとで、MSAを勉強している人たちがFinanceの方に入ってくることは将来がとても期待できますね。

Certificate(履修証明書)

コースを履修すると証明書がPDFでもらえますが、リンクを貼ることもできます。LinkedInなどに貼っておくと就職のときの履修証明の提出の代用になるそうです。

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