リバウンド

2021年6月25日 | By 縄田 直治 | Filed in: データの利活用.

食餌療法のリバウンドでせっかく痩せたのにまた太ってしまったというわけではありません。

今週からようやく緊急事態宣言が解除され、蔓延防止にモードが緩められたのですが、新型肺炎の陽性者数がまた増加に転じました。これをリバウンドと呼んでいるようですね。

ただ緊急事態宣言が解除されたからと言うよりは、その前からその兆候は出ていました。下のグラフは、東京都の週ごと曜日ごとに陽性倍率(陽性者と陰性者の単純な比率)を表示したものですが、先週の半ばから既に増加傾向は出ていました。最近の報道は同じ曜日で増減を比較した説明をよく耳にしますが、こうして推移をグラフで見ると単に増えた/減ったと言われるよりは傾向がよく見て取れます。

期待のワクチン接種については、65歳以上の高齢者から始まったものの、東京都の目標の311万人の半分にまでようやく行き渡ったものの、既に当初の勢いを失いかけた状態で、2回め接種の人が1回めよりも多い状態です。今週辺りから若年層を対象とした広域接種や職域接種が本格的に始まっており、こうなるとスマホなどで簡単に予約できてしまう若年者に「圧倒」されてしまうでしょう。

高齢者のうち自分で動ける人は近所の病院や接種会場などに自力で行っているようですが、そもそも介護などが必要な高齢者は感染リスクが最も高いにもかかわらず、介護施設などでの接種は進んでいないようです。そういう場所こそ医者が派遣されれば簡単に対応できそうなのですが、世の中というのはうまく行かないものですね。

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