令和元年分確定申告

2020年2月4日 | By 縄田 直治 | Filed in: 会計とIT.

毎年この季節になると恒例の行事ですが、ここ数年は毎年のようにシステムが変更されているので、変化に追いつくのが大変です。 昨年はID/Password方式ができるようになったということで早速税務署に行って登録したのですが、Linuxでは対応していないという税金投入したシステムが米国の特定会社のソフトしか対応しないなんて・・・と嘆く間もなく、紙で印刷していそいそと税務署に提出。 現地で作成する人は長い行列を作っていましたが、商売やっている人はほとんど一日潰れるから大変ですね。納税事務を簡素化するのは単に確定申告に限らず帳簿や書類の保存などにも関わってくるので、影響はとても大きいのです。

今年は、freeeで決算と申告をやってみました。 freeeに慣れるという意味もありいろいろとこだわって入力してみましたが、スマホで申告ができるということだったので、まずはスマホでマイナンバーカードの読み取りテスト。 久しく使っていないので、パスワードを間違えてしまいロックアップされてしまいました。がーん! 市役所にいそいそと出かけてロックを解除してもらいました。係の人もあまり経験がないようで30分位かかりました。

自宅に戻り気を取り直して、入力はPCで終えてスマホで申告作業に入ります。 しかし、肝心な申告はPCでなければだめとわかったときから悲劇が始まりました。 PCといえば例によってLinuxはだめです。 PaSoRiの読み取りができなくてもBluetoothでスマホを端末として読み取ることがわかったので、それも試しましたが上手く行きません。 さらにひどいことにfreeeで入力したデータはeTaxに移行するとWeb版では使えずeTaxソフト版を使うことになったのです。

このeTaxソフト版はダウンロードとインストールが必要ですがWindowsとMacしか対応していないので、泣く泣くWindowsを起動して処理をしました。その他、認証局のソフトのインストールなどいくつか関門がありましたが、もっとも困ったのがソフト版の画面がとても見づらいことです。いちいち拡大しないと入力できませんが、ページを変えるたびに画面が元に戻ってしまい、面倒でしかたありません。 しかも関連項目の数字がリンクしているようないないような・・・。

なんとか入力を終えたら、次は申告書類に電子署名をします。 電子署名の理屈は仕事柄知っていましたが、実際に使うのは生まれて初めてのことだったので、要領を得ませんでしたが、ボタンを押したりなんだりしているうちに進めました。

最後に申告が終わったときに受付書類もダウンロードして終わりかと思いきや、書類の提出チェックリストが。電子申請なのにどうしてこちらがチェックリストを作らねばならないのかよくわかりません。 提出書類ではないので、そのまま放置しました。

私は新しいモノ好きなので、トラブルは覚悟でむしろ楽しめる方なのですが、これを国の納税システムと位置づけるにはまだまだ時間がかかると思えるくらい、面倒でした。

eTaxWEB版は年々進化してかなり使いやすくなったので、ソフト版も使いやすくなってくれることを期待して、例年のごとくアンケートにはしっかりコメントしておきました。

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