ITコーディネータ

2017年11月18日 | By 縄田 直治 | Filed in: 人材育成.

ITパスポートはずいぶん前に取ったし、もっとITの業務面での活用という面で勉強したい人にお勧めなのが、ITコーディネータの研修です。
ITコーディネータという資格は中小企業診断士やシステムエンジニアの人たちが独立する際に取られるようなので、会計士の間ではあまり知られてはいませんが、資格制度創設には会計士も貢献しています。

資格の意図するところは、経営者の思いを戦略に落とし込み、業務設計をしてシステムを導入し、結果を評価するという一連の流れを、経営者をサポートする形で担う人材を作ることですが、それを実現すべく「プロセスガイドライン」と呼ばれるマニュアルが整理されています。

ITコーディネータはCBTでの試験合格と、ケース研修といわれるグループワークがあって初めて取得できる資格です。CBTは戦略とか業務の分野が多く会計士にとってはさほど難しくありません。しかし、そのあとのケース研修が、全行程6日にわたる宿題付きのハードな研修です。
とはいえ、IT業界を中心にしていろいろな業界の方が集まってグループディスカションをしたり発表したり評価したったりする、とても学ぶことが多くあります。そもそも出自の違う人たちとじっくり話ができることや、研修の後で飲み会に行ったりして人間関係が深まり、研修終了後もお付き合いが続きます。

20万円くらいかかりますが、修了証も発行されるので会社の研修補助制度や資格取得奨励金などでカバーできるところもあるでしょう。

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